京都大学総合研究推進本部(KURA)

研究プロジェクトを進める

研究プロジェクトの円滑な遂行には、実験・調査の準備から予算管理、報告書作成、共同研究契約まで、さまざまな手続きと支援が欠かせません。このページでは、京都大学で研究を進める際に必要な情報をまとめています。総合研究推進本部をはじめとする本学の支援体制をぜひご活用ください。

目次

 研究資金の管理・執行サポート

研究資金の適正な管理と執行は、研究プロジェクトを円滑に進める上で欠かせません。京都大学では、全学的な執行ルールの整備や制度設計、資金運用に関するガイドラインの策定を行っています。

具体的な手続きは、各部局の担当窓口が、研究者の皆様の対応をサポートします。

科研費に関することは

以下をもとに、ご所属の科研費担当掛へお問い合わせください。

学振に関することは

以下をもとに、受入研究者が所属する部局の事務担当までご連絡ください。

海外研究費に関することは

国外の研究費(NIHやHorizon Europeなど)を獲得した場合は、共同研究先(海外の大学・研究機関・企業など)や研究資金提供団体(海外の公的機関や財団など)との調整・手続きについては、URAが仲介役としてサポートしています。

  • 総合研究推進本部 海外ファンド獲得支援チーム
    E-mail: foreigngrant*kura.kyoto-u.ac.jp *は、@に変更してください。

利益相反(COI)マネジメント研究インテグリティ・倫理手続きなど

京都大学では、安全かつ公正な研究遂行を最優先に考えています。研究活動に関わる利益相反(COI)の適切な管理や、研究不正行為の防止、生命倫理・安全保障に関する必要な手続きについて、関連規程に基づき適切に行ってください。

詳細は研究インテグリティのページをご確認ください。

研究プロジェクトを進めるためのサポート

進行中プロジェクトに関する相談に対応します

研究計画の見直し、進捗報告書の作成、次年度資金申請準備まで、プロジェクト進行中のあらゆる課題に対応します。また、研究者からの疑問や相談内容に応じて、学内外の産学連携支援組織や担当部署につなぐとともに、研究に取り組む際のアドバイス活動を行っています。まずは総合研究推進本部までご相談ください。

機関申請型および拠点形成型プロジェクトの伴走支援

学際的・大型プロジェクトの立ち上げから運営、成果とりまとめ、評価審査対応までを伴走し支援します。

対応例

元素戦略プロジェクトJST-SICORP(国際共同研究推進事業)JST-共創の場形成プログラム(産学連携事業) など

研究データの適切な管理と共有

研究データは、研究成果を支える基盤であり、再現性・透明性の確保、公正な研究活動、さらには社会からの信頼に直結します。近年、オープンサイエンスの推進や各種ファンド機関によるデータ管理計画(DMP:Data Management Plan)の提出義務化が進む中、適切な研究データ管理は研究者に求められる重要な責務となっています。

本学では、研究データ管理ポリシーに基づいて、研究データのライフサイクル全体にわたる適切な管理と、可能な範囲での共有を支援する体制を整備しています。

研究データ管理・共有のためのサービス

情報環境機構により、データ保存・ストレージに使用可能なサービスが提供されています。

DMP作成支援・データ管理相談

DMPの作成方法やデータ管理に関する具体的な疑問点、運用上の課題などがありましたら、RDM(Research Data Management)サポートセンターまでお気軽にご相談ください。

成果報告・プロジェクト完了時

教育研究活動データベースで利用できる科研費実績報告用CSV作成ツールについて

教育研究活動DBからダウンロードするファイルのデータを自動整形するツールを公開しています。
科研費電子申請システムの実績報告等で必要となる「雑誌論文」「学会発表」「図書」に関する一括取込用CSVファイル作成を支援するもので、特に大型研究や他機関研究者との共同研究をお持ちの方の実績登録に便利です。ぜひご利用ください。
※現在はWindows版、およびOSに依存せずにGoogle Workspaceで動作する「Google版(ベータ版)」がご利用いただけます。

ツールのご利用は推進室ウェブサイトから

研究成果の発信・社会実装

本学では、学術論文等の研究成果について、原則公開することとする、オープンアクセス方針を定めています。

研究成果の公開、広く社会への発信、その価値を社会実装につなげるための支援については、成果発信/社会実装をご覧ください。