京都大学総合研究推進本部

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工学研究科で、大学院生向けの研究キャリアに関するセミナーを開催しました

開催日:2026年4月28日

総合研究推進本部は工学研究科との共催により、2026年4月28日、工学研究科の大学院生向けに「研究キャリアの可能性を広げるセミナー ~博士進学?就職?研究のその先を考える~」を桂図書館2階のイシダリサーチコモンズで開催しました。

工学研究科の大学院生には、多様なキャリアパスが拓かれています。一方で、就職活動の早期化が進むなか、博士進学や研究者という選択肢への動機付けが不足しがちではないかとの教員の声を受け、本セミナーでは、早い段階から博士進学を視野に主体的な進路選択ができるよう支援することを目指しました。内容については、工学研究科の教職員とも議論を重ね、大学院生の「リアルな知りたい情報」に応える内容で構成しました。

第1部では、「博士進学と研究資金制度の全体像」というテーマで井内 久子 URAが講演し、博士進学の現状や企業が博士人材に求める姿を客観的に解説しました。また、博士号の真価は未知の課題に立ち向かえる「能力の証明」であることを強調し、あわせて活用できる様々な経済支援制度を紹介しました。

第2部では、工学研究科で学位を取得した良永 裕佳子 工学研究科 助教と塩見 昌平 地方独立行政法人 京都市産業技術研究所 主席研究員をお招きし、講演とパネルディスカッションをおこないました。良永助教からは修士課程での成果に満足しなかったからこそ進学したという経験や、博士後期課程で研究がうまく進まずに、悩んだ時期が成長につながったことをお話しいただきました。塩見主席研究員からは、博士後期課程で培った科学的な文章を書くスキルや海外での研究経験が紹介されました。また、進路選択のアドバイスとして、自分が何に感動するかを考えることが重要であるとお話しいただきました。パネルディスカッションでは参加者からも多くの質問があり、スランプの克服方法やAI時代の博士号の価値などについて、双方向のやり取りにより議論が活発におこなわれました。

会場には26名の大学院生が集まりました。終了後のアンケートでは、博士後期課程への進学も選択肢のひとつとして検討したい、など意欲が向上したという回答が得られました。同時に、キャリアや経済支援に関するサポートを望む声も寄せられました。

本イベントは、井内 URAと内野 歩美 URAが、工学研究科の協力を受けながら企画・運営しました。今後も全学を対象とした活動と連携しながら、より幅広い層へアプローチできるよう内容や開催方法を検討し、経済支援獲得のためのサポートなどを含めて支援活動を継続してまいります。

なお、本イベントの資料やアーカイブは、学内限定アクセスでこちらからご覧いただけます。

工学大学院生向けイベント 第1部の様子
第1部の様子
工学大学院生向けイベント 第2部の様子(パネルディスカッション)
第2部の様子(パネルディスカッション)