京都大学総合研究推進本部(KURA)

コラム

農学研究科向け創発申請支援セミナーを開催しました(2025年5月12日)

開催日:2025年5月12日

総合研究推進本部 研究プロモート部門 研究支援領域は、農学研究科に所属する若手研究者を主な対象として、2025年5月12日に「農学研究科向け創発申請支援セミナー」を開催しました。会場とオンラインを合わせて30名が参加しました。

「創発的研究支援事業(創発)」は、主に博士号取得後15年以下の若手研究者を対象とし、既存の学問体系にとらわれない研究者の自由な発想に基づく挑戦的・融合的なボトムアップ型の研究提案に対して、長期間(通常7年、最長10年)にわたって研究資金と研究環境の確保を一体的に支援するJST事業で、将来の学術・社会の飛躍的発展につながる「創発的研究」の芽の育成を目的としています。

創発には農学分野から広く応募可能であるにもかかわらず、農学研究科からの応募者は、一部の専攻に偏る傾向がありました。そこで、農学研究科と協議の上、創発という事業の趣旨に対する理解を深め、自身も創発に応募可能であるという気づきの機会を提供することを目的として、本イベントを企画しました。

イベントでは、URAより創発に関する趣旨・概要説明の後、農学分野でアドバイザーを務めている井鷺 裕司 農学研究科  教授が登壇し、創発の特長や科研費・挑戦的研究との違いなどについて話しました。参加した研究者からは、「井鷺 教授の話を聞いて、創発が求めている研究のイメージがよく理解できました」との声が寄せられました。また、参加した研究者からの個別相談も受け付け、本年度の応募に向けた検討を一足早く進める機会となりました。このイベントを契機に、農学研究科から広く応募を検討する研究者が増えることを期待しています。

今後も、部局の実情やニーズに基づいた研究者支援のためのセミナーなどの企画・運営に努めてまいります。

本イベントでは、松本 万里子 URAが企画、当日の説明及びファシリテーターを担当し、菅井 佳宣 URA岡田 直樹 URA大西 絵奈 URA福田 将矢 URA岡本 昌彦URAが準備・運営に協力しました。

会場の様子
セミナーの様子