開催日:2025年6月25日
2025年6月25日、第54回京都大学宇治キャンパス産学交流会(エネルギー理工学研究所)が開催され、京都大学総合研究推進本部 研究プロモート部門 研究支援領域のURAが開催に協力しました。今回の交流会は、京都大学エネルギー理工学研究所ら2名、関連企業から1名の講演があり、61名が参加しました。
*企業27名(20社)・行政関係 17名・エネ研研究者・総合研究推進本部URA 17名
京都大学宇治キャンパス産学交流会は「京都大学宇治キャンパス産学交流企業連絡会」が京都府中小企業技術センターけいはんな分室を事務局として実施しているものであり、宇治キャンパスの4つの研究所(化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、防災研究所)における先端研究や民間企業における最新の研究課題等を紹介し、人的交流を通じて、地域産業の発展などの社会貢献に役立てることを目標としています。
講演会では京都大学エネルギー理工学研究所の金 史良 助教より核融合の基本原理、開発の歴史から核融合実現のための最新の課題と知見を、同じく俣野 眞一朗 助教よりカーボンナノチューブの発光デバイスとしての様々な特性についての講演がありました。また、研究所と連携関係のあるミリオンテクノロジーズ・キャンベラ株式会社の竹内 光男 フェローに、原子力発電での安全担保の取組を実例を用いて紹介いただきました。
講演後は金 助教の案内でヘリオトロン型核融合プラズマ実験装置を、俣野 助教の案内で研究室の実験装置(分子レベルでの材料ハンドリング)の見学をしました。。講演会、施設見学とも参加者の皆様から時間が足りなくなるほど多くのご質問を頂き、その後の懇親会も含め、参加企業の皆様と有意義な情報交換を行うことができました。
例年、集客は主催の京都府中小企業技術センターが主体で行っていますが、URAからの提案で桂地区で関係構築している関西地域の団体にも告知ご協力をいただき、新たな参加企業の獲得にもつながりました。
本交流会開催にあたり、京都府中小企業技術センターと本学教員の橋渡しを野村 聡 URAが担当し、村田 卓也 URA、田上 款 URA、 長谷川 景子 URAが協力しました。