9月25日に今年度の「京都大学レクチャーシップアワード」受賞者を発表しました。
本アワードはノーベル賞受賞者を多数輩出してきた本学の伝統を背景に、将来の科学を切り拓く卓越した研究者を顕彰し、国際的な研究ネットワークの形成と健全な学術の発展を推進することを目的に昨年創設されたものです。今年度は、医学・生命科学、化学、物理学の3分野の研究者が選考されました。
医学・⽣命科学分野

オルガ トロヤンスカヤ 博⼠ Dr. Olga G. Troyanskaya
プリンストン⼤学 教授(⽶国)
受賞理由: ゲノム研究に深層学習を先駆的に導⼊し、 ゲノム配列の機能を読み解く新たな研究領域を切り拓いた。
化学分野

マーク レビン 博⼠ Dr. Mark D. Levin
シカゴ⼤学 教授(⽶国)
受賞理由:完成した分⼦の⾻格から原⼦を 1 個だけ抜き差しする「⾻格編集」 という新しい領域を切り拓き、有機合成に新しい戦略をもたらした。
物理学分野

笠 真⽣(りゅう しんせい)博⼠ Dr. Shinsei Ryu
プリンストン⼤学 教授(⽶国)
受賞理由:量⼦情報と重⼒の幾何学が深く結びついていることを明らかにするとともに、 トポロジカル物質の体系的な分類の道を開いた。
発表は記者会見の場で行われ、北川進 研究担当理事・副学長やレクチャーシップアワード事務局長の若宮淳志 科学研究所教授からの概要説明に始まり、医学・生命科学分野選考委員長の斎藤通紀 高等研究院教授・医学研究科教授、同副委員長の林康紀 医学研究科教授、化学分野選考委員長の濱地格 エネルギー理工学研究所特任教授、物理学分野選考委員長の中家剛 理学研究科教授がそれぞれの分野の受賞者を発表し、受賞理由を解説しました。




受賞者は、2027年4月に京都大学にて記念講演を行うとともに、本学の若手研究者・学生と交流する予定です。受賞者と若手研究者の対話を通じて、学問の最前線で培われた知と視座を共有することで、新たなインスピレーションの連鎖を生み、「未来を拓く研究の萌芽」を育むことを期待しています。
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