開催日:2026年2月10日
2026年2月10日、第57回京都大学宇治キャンパス産学交流会(化学研究所)が開催され、総合研究推進本部 研究プロモート部門 研究支援領域のURAが化学研究所 産学連携委員会との連携のもと開催に協力しました。
今回の交流会は、化学研究所より2名、関連企業より1名の方にご講演いただき、計62名の方にご参加いただきました。
この交流会は「京都大学宇治キャンパス産学交流企業連絡会」が京都府中小企業技術センターを事務局として実施しているものであり、宇治キャンパスの4つの研究所(化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、防災研究所)における先端研究や民間企業における最新の研究課題等を紹介し、人的交流を通じて、地域産業の発展などの社会貢献に役立てることを目標としています。
今回は、本学の研究シーズの紹介として、小野 輝男 化学研究所 教授より「量子情報社会を支えるスピントロニクス」、梶 弘典 化学研究所 教授より「有機ELの最新動向」の講演がありました。
また、積水化学工業株式会社 R&Dセンター先進技術研究所の日下 康成 所長より、「変化する素材産業界でのマテリアルズインフォマティクスの活用」と題した講演が行われました。
講演後には、極低温物性化学実験室および有機EL作製装置の施設見学が行われました。
今回の交流会では、スピントロニクスや有機ELといった基礎研究から、企業におけるマテリアルズインフォマティクスの実践まで、特にデバイス系の材料研究をめぐる多様な視点が提示されました。個別の研究テーマを越えて、基礎科学と産業応用の接点を俯瞰する機会となり、参加者にとって材料研究の現在地と今後の展開を考える契機となりました。創立100周年を迎える化学研究所が培ってきた基礎研究の理念と蓄積が紹介されるとともに、地元企業との対話を通じて相互理解を深める機会にもなりました。
本交流会開催にあたり、京都府中小企業技術センター、本学教員(化学研究所 産学連携委員会)との橋渡しを野村 聡URA、村田 卓也 URA、田上 款 URA、長谷川 景子 URAが協力しました。