京都大学総合研究推進本部(KURA)

イベント情報
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[研究評価シンポジウム]<COMON>とは何か:多様性と持続可能性を支える未来への挑戦

日時

2025年10月6日(月)14:00-18:00

場所

(ハイブリッド開催)京都大学国際科学イノベーション棟5階
HORIBAシンポジウムホール | 本部・西部構内マップ【69】

総合研究推進本部・L-INSIGHT共同開催シンポジウム

京都大学では、論文数や引用数に依拠した従来の研究評価の限界を見据え、研究者の創造性と学術の持続的発展を支える新たな評価のあり方を探ってきました*。その学びを踏まえ、京都大学の伝統である「自由の学風」を体現する研究評価システム<COMON>を設計しました。それ以降、教職員の要望を踏まえ勉強会・説明会を開催し、学内各キャンパスにおいて10回を超える意見交換を行ってきました。

本シンポジウムは、こうした学内での意見交換で得られた観点を踏まえ、海外の研究評価最先端の事例を参照しつつ、今後に向けた課題を確認する機会となります。COMONの理念と仕組みを改めて紹介するとともに、研究者自らの責任と協働に基づく研究文化の共創の可能性について議論を深めます。単なる成果の管理や統制にとどまらず、自由で多様な研究を促進し、学術の伝統を継承・発展させる評価の姿とは何か。大学が目指すビジョンの実現に向け、研究文化をともに創り未来に継承・発展させるための実践を考える場とします。

*このイベントは2024年10月に実施した研究評価セミナー「多様性と持続可能性:責任ある研究評価と大学改革の課題」の続編です。

対象

大学関係者・高等教育関係者

定員

(現地)先着120名 / (オンライン)上限なし
*定員に達し次第受付終了

言語

日本語 / 英語(同時通訳あり)

プログラム

14:00−14:05

開会

第1部

14:05−14:15

趣旨説明
北川 進

14:15−14:35

講演1 若手研究者による<COMON>への示唆
宇治 梓紗

14:35−14:55

講演2 オランダでの評価改革最前線と<COMON>への期待
Leonie van Drooge

14:55−15:15

講演3 国際的な研究評価改革動向と<COMON>
David Budtz Pedersen

15:15−15:30

総括コメント 国際的動向に見る日本の大学改革と研究評価
林 隆之

15:30−15:45

休憩・移動

第2部

15:45−16:45

登壇者を囲む3つのラウンドテーブル
ファシリテーター:田中 功、松浦 健二、木庭 啓介

16:45−17:00

休憩・移動

第3部

17:00−17:45

パネルディスカッション
モデレーター:田中 功

17:45−17:55

総括
松浦 健二

17:55−18:00

閉会

登壇者紹介

レオニー・ファン・ドルーゲ(Leonie van Drooge)
オランダ保健研究開発機構(ZonMw) 上級政策官

アムステルダム大学およびマンチェスター大学にて化学および科学論を専攻。ライデン大学 科学技術研究センター(CWTS)、ラテナウ研究所(Rathenau Instituut)において研究員・コンサルタントを歴任。現在はオランダ保健研究開発機構(ZonMw)にて上級政策官を務め、研究評価および研究の社会的インパクト評価に従事。オランダの研究評価プロトコル(SEP)には10年以上にわたり関与している。

デイヴィッド・ブッツ・ペダーセン(David Budtz Pedersen)
デンマーク・オールボー大学 科学コミュニケーション・インパクト研究教授

デンマーク・オールボー大学にて科学コミュニケーションおよびインパクト研究の教授を務めるとともに、先端人文社会科学研究センター(FRONTIER Center for Advanced SSH)ディレクターを兼任。研究テーマは科学技術のマネジメント、コミュニケーション、評価。欧州委員会、デンマーク高等教育・科学省、ノルウェー研究評議会の政策顧問を務める。著書・論文・政策レポート等約150点を発表。

林 隆之
政策研究大学院大学 教授

政策研究大学院大学 政策研究科 教授。専門は大学評価、科学技術政策論、科学計量学。大学評価・学位授与機構評価研究部教授を経て2018年より現職。現在、内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 基本計画専門調査会及び同評価専門調査会 委員、日本学術会議「我が国の学術の発展・研究力強化に関する検討委員会」委員長、同科学者委員会研究評価分科会幹事、文部科学省 政策評価に関する有識者会議委員などを務める。

宇治 梓紗
京都大学 大学院法学研究科 准教授

012年京都大学法学部卒業、2012年京都大学大学院法学研究科修士課程修了、2018年同大学院博士後期課程修了後、同研究科助教、講師を経て2021年11月より現職。その間、ハーバード大学、チューリッヒ工科大学にて在外研究。2019年に松下正治記念学術賞受賞。

木庭 啓介
京都大学 生態学研究センター長

京都大学生態学研究センター教授。専門分野は水圏生命科学・水域物質循環、特に生態系における生物と環境の相互作用を研究テーマとする。京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻助手、The Ecosystems Center, Marine Biological Laboratory 客員研究員, 東京農工大学大学院農学研究院准教授を経て、2016年京都大学生態学研究センター教授、2025年より同センター長。京都大学体育会ボート部部長、2024年度より京都大学体育会会長。

松浦 健二
京都大学副プロボスト、研究推進担当理事補

京都大学大学院農学研究科教授、 専門は昆虫生態学。2011年日本学術振興会賞、 日本学士院学術奨励賞受賞。ハーバード大学進化生物学分野(OEB)博士研究員、岡山大学大学院環境学研究科助教,、准教授を経て、2012年から現職。2022年4月より京都大学理事補[企画・調整担当理事、研究推進担当理事]、2024年10月より副プロボスト。

田中 功
京都大学 研究推進担当理事補、総合研究推進本部 副本部長

京都大学理事補[研究推進担当理事]・特定教授・名誉教授、京都大学総合研究推進本部 副本部長(兼)分析・評価部門 部門長。専門は無機・金属材料科学。ドイツ政府よりフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞、服部報公会より報公賞。大阪大学産業科学研究所、京都大学大学院工学研究科教授などを歴任後、2025年4月より現職。

北川 進
京都大学 研究推進担当理事、総合研究推進本部長

工学博士。専門は錯体化学。京都大学大学院工学研究科博士課程修了。近畿大学理工学部助手、講師、助教授、東京都立大学理学部教授などを経て、1998年より京都大学大学院工学研究科教授。2007年より京都大学物質-細胞統合システム拠点(アイセムス)教授、2013年より同拠点長(2023年まで)。2017年京都大学名誉教授。2017年より高等研究院特別教授(現在まで)、2024年より現職。

お申し込み

申し込みフォームよりお申し込みください。

  • 参加申込締切後、第2部ラウンドテーブルのグループ分けのご案内をいたします。
  • オンライン参加の皆様には第2部のみZoomへの再入室をお願いいたします。
  • 参加方法の変更のご希望は、下記問い合わせ先アドレスまでご連絡ください。
  • 当日参加不可
  • 視聴登録いただいたメールアドレス宛てに説明会当日の朝までにウェビナー参加用URLをご連絡します。
    メールが届いていない場合は、お手数ですが下記問い合わせ先までご連絡下さい。

締め切り

2025年10月3日(金)17:00  受付終了 

お問い合わせ

総合研究推進本部 分析・評価部門<COMON>担当